個人起業家がブランドをポジショニングの実際のやり方についてお伝えしていきます。
ブランドのポジショニングって作業段階では、感性主導で決めている方が多いような気がします。アーティストだったら、それでもいいかもしれません。
でも個人起業家は問題解決のプロ、あくまでビジネスパーソン。なので論理と感情、その両方をバランスよく使って考えていくのがいいと思います。
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個人起業家のブランドポジションを作ってみる
誰もが比較的簡単にできるオススメの方法はソリューションマトリックスを使う方法です。
なぜこれがオススメかと言うとこのマトリックス、縦軸と横軸を使うだけで比較的手軽にできるのです。もちろん、「手軽にできる=簡単」というわけではありません。
でも、ポジショニングって起業初期には、大袈裟に言うと24時間考えてた方がいいことじゃないですか。なので、カフェに行った時とか、人と話をして思いついた時とか、その辺の紙にさらさらっと書ける、そんな手軽さがあるからこのやり方オススメなんです。
やり方
ステップ1:4象限のマトリックスを作る
では、どうやるかについてご説明しますね。まずは縦軸と横軸を書いて、その間に縦横のラインを引き(ここでは点線にしました)四象限を作ります。
ステップ2:縦軸と横軸のテーマを決める
次は縦軸・横軸それぞれのテーマを決めていきます。
実はこのテーマの設定のステップが一番重要です。テーマの設定次第でこのマトリックスが使えるものになるか、意味のないのになってしまうかが決まる。それほど重要なんです。
例えば、英語教室を例にとってみましょう。
- 縦軸に:教室の人数
- 横軸に:重視する点
とします。
ポイントは、
縦軸と横軸のテーマの関係性が薄いものにすること。 |
ダメな例で言うと、売上と集客。売上を縦軸、集客を横軸にとった場合。集客が増えれば、ほぼ自動的に売上が増えるじゃないですか。こう言った強い関係性の強いものを軸にとるのは意味ないのです。
ステップ3:自分のポジションを決める
自分が取りたいポジションをマトリックスの中で決める。この時、ライバルの位置を決めて、空いているところ、つまり競合の厳しくない市場に自分をポジショニングするのがベターです。
こんな感じ。
例えば
心理カウンセラーをやっている人がいるとします。
- 縦軸に価値の提供方法。1対1のプライベートか、1対多数のセミナー形式か。
- 横軸には、提供する内容。アカデミックか実践的か。
などのようにします。市場のライバルの多くが「セミナー形式でアカデミックな視点で体系的に教える」だとしたら、自分のポジションは「プライベートで実践的なカウンセリングにしよう!」とか、そんな使い方をします。
作る際のポイント
先ほど、縦軸・横軸の関係性の薄いものにすると申し上げました。実は注意点はもう一つあります。
当たり前ですが、個人起業家はビジネスパーソンですよね。どんなビジネスでも、目的は顧客の
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これがないと選ばれません。
なので、作る際はこれを意識して縦軸・横軸を設定することが重要。
具体的な例
実際活躍されてる人を勝手にポジショニングしてご説明しますね。
イングリッシュモンスター 菊池建彦さん
TOEIC業界では知らない人いないのではないでしょうか。イングリッシュ・モンスターこと菊池建彦さんは海外留学ゼロ、しかも全くの独学で英語を学び、現在TOEIC満点を90回以上取り続けているめちゃめちゃ凄い方です。
- 縦軸には学習方法
- 横軸には海外経験
としてみましょう。
こんまりさん
アメリカでも超ブレイク中の片付け専門家のこんまりさんです。Konmari Method(こんまりメソッド)はネットフリックスで配信されてからアメリカでも知らない人はいないぐらいです。
- 縦軸にはまずやる行動
- 横軸には選択方法
としてみましょう。
このように、この段階では結構、論理思考、つまり左脳を働かせる作業なんです。で、ここまで来たら次は右脳の登場です。
メッセージ化する
自分のポジショニングを決めたら次はメッセージ化です。
ここでは感性を最大限発揮させて、見込み客の心に届くメッセージにするわけです。
NLP でいう視覚重視・聴覚重視・体感覚重視の人がいることを理解した上で響く言葉を考えていきます。このメッセージ化の具体的やり方についてはこの記事では割愛させて頂きます。が、また別記事でご紹介しますね 。
まとめ
個人起業家のブランドのポジショニングの作業について具体的にご説明してきました。
マトリックスを使う
まずは左脳を使いマトリックスを作って、論理的に自分のポジションを決めます。その際に一番重要なことが軸の取り方でした。縦軸・横軸の関係性の低いものとすることしてた。
自分のポジショニングを魅力的にメッセージ化する
ポジションが決まったら、そのポジションがいかに顧客とって魅力的かを、感覚的な表現をも使いながら作っていくことでした。
そして、この作業を通じて忘れてはならないことはビジネスとは、見込み客の
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に役立つものであるべき、という考え方です。
と言うことで、
ではまた!