個人起業家が「好きなこと」をネタにして起業するのには反対しません。

「好きなこと」で起業するのは個人起業家の特権と言えば、特権ですからね。
でも、「好きなこと」だけでは

- 短期的にはうまくいくかもしれませんが
- 長くは続かないもの。
なので、
- その「好きなこと」がどの程度市場において「強み」なのか?
- それは本当にあなたの「強み」になるのか?
という視点で診断してみるのをオススメします。
それは本当にあなたの強みですか?【個人起業家の強みを診断】
個人起業と「好きなこと」との不都合な関係

「大好きなこと」で起業しました!
こんなご報告頂くことがあります。

個人的には素晴らしいことだと思います。応援したくなりますよね。
でも、

「好きなこと」だからそんなに儲からなくてもいいです。
こんなふうに考える方もいるかもしれません。

でもこの状態、長期間続けるのはちょっと辛いかもしれません。長期間売上が上がらないと、もしかしたら「好きでなくなって」しまうかも。
なので
- 「好きなこと」が「強み」になっているのか?
- あなたの「好きなこと」がどの程度の競争力があるのか?
の診断をすることをオススメします。

本来であれば3C分析がいいです。
3C分析とは、
- Consumer(市場)
- Competitor(ライバル)
- Company(あなた)
というフレームワークの中であなたの「強み」を評価していきます。
- 市場で稼ぐ力があるか?
- 見込み客から価値あるものとして見られているのか?
- ライバルと比べてどうなのか?
などを見ていくものです。

特に、今回はあなたの「好きなこと」がどのくらい競争力があるのかという点にフォーカスしてみていきます。
個人起業家の「好きなこと」「やりたいこと」のビジネスとしての取り扱いは永遠のテーマ。これについて解説した参考記事があります。

やりたいことで起業すうは本当に正しいのか?実は「やりたいこと」以外に通すべき「フィルター」があります。これによってビジネスとしての成功確率が上がります。当記事では「やりたいこと」を「ビジネスとしてやること」に転換する考え方と視点をお伝えします。
VRIOを使った診断
ジェイ・B・バーニーさんという大学の先生が提唱したVRIO分析という手法に着目します。

これは、企業の持つリソース(経営資源)が市場でどの程度競争力があるのかを分析するツールです。
つまり企業向けにつくられたものです。
- V(Value):経済価値
- R(Rarity):希少性
- I(Imitability):マネしにくさ
- O(Organization):組織
今回、そのVRIOを元に私が勝手に「個人起業家向け」に修正・簡素化したものを使ってみます。
勝手にVRIO
個人起業家が自分の「好きなこと」で始めたビジネス。

その「好きなこと」が市場の中でどの程度の「強み」になっているか?つまり、どの程度の競争力があるかを診断していきます。
勝手に以下のようにやや修正・簡素化しています。
- V:見込み客のニーズ ➡︎ あなたの「好きなこと」は見込み客が求めているものか?
- R:希少性 ➡︎ あなたの「好きなこと」はあなたしか提供できないものか?
- I:マネしにくさ ➡︎ マネするのが難しいものか?
- O:効率化・自動化 ➡︎ 外注を含めた効率化ができるか?
4つの点においてYes/Noを入れてみて、現時点での競争力の評価を目安としてご覧ください!
まとめ
「好きなこと」で起業するのは個人的には応援したいことです。でも、「好き」だけだとビジネスでは苦戦する可能性があります。
なので、あなたの「好きなこと」が
をシンプル診断するツールをオリジナルのVRIO分析を勝手にいじってご紹介しました。
これによって分かることは、あなたのビジネスは
- そもそも競争力はあるのか?
- ライバルも提供できることだから厳しそうか?
- マネされるまでは、このままいけそうか?
- イケてますね!
みたいなことです。競争力の状況がある程度わかったら、あとは価値を高めて売上を最大化することが重要。そのために方法について参考になるURLをはっておきます。

売上を最大化するにはどうしたらいいのか?個人起業家なら、いやビジネスをやっているなら永遠のそして最大の課題ですよね。当記事では「売上」「リピート」という2軸で捉えたビジネスをその特徴ごとに解説し売上を最大化する方法を解説します。