ブログ

【アメリカ人のあの「強烈な自信」はどこから来るのか】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

日本に行ってました。

短期間でしたが、個人向けセミナー、ビジネスセミナー、個人セッション、新規ビジネスのご相談など、普段PCというデバイスを通じてスカイプなどで行っていたことを全て対面で行えて、人の息遣いを感じながらコミュニケーションできることに改めて感謝する気持ちになりました。

もちろん、スカイプやズームには、それぞれ良さがあります。「今、話したい!」と思った瞬間に話せること。家から出て電車に乗って・・・という行為の間に失われてしまう新鮮な「感覚」、その感覚を保持したまま話ができることがオンライン・ツール良さです。

どちらもそれぞれの良い面を最大限出せるよう使っていけばいいのですが、今回の滞在は「対面」の良さをつくづく感じた訪日でありました。

 

今回の日本訪問の雑感です。

普段、日常生活をしていると周辺にいるのはアメリカ人です。アメリカ人(と言ってもルーツはいろいろですが)は、一般的に自分自身に対する評価が高い人が多いとつくづく感じます。「え!こんなことで」と思うことを自信たっぷりにしゃべったり、「できる」と言ってできなかったりというのは日常茶飯事。国民性だけではないかもしれませんが、今回の滞在で日本人の謙虚さを感じ・・、いやどちらかと言うと、やっぱりアメリカ人の「自己評価の高さ」を痛感しました。

 

なぜなんでしょう。

「世間は厳しいもの」「だから生きていくためにはちゃんと各自が武装しなければならない」。これアメリカでの一般的な認識です。このような考え方が理由のひとつだと感じています。

 

世間は競争に溢れ、その中で勝ち抜かなければならないもの。だから多くのビジネスパーソンは自分の専門性を磨きます。特定領域の「専門家」であることを価値としています。日本とは違って、ジェネラリストが認められる世界ではありません。

 

採用に目を向けて比較してみると違いがよく分かります。

日本の企業では就職してから仕事内容が決まります。内定から本採用、そして研修を経て配属が決まるのが一般的ですよね。そこでの働き方は基本ジェネラリスト養成です。なんでもこなせるジェネラリストの方が便利だからです。売上が伸びている部署に、そうでない部署から「異動」によって人を増やせばいいからです。企業文化や企業のお作法は分かっているので、部署間異動による新たな教育は不要でした。これももはや「今は昔」ですね。

 

一方、米国企業では「自分の得意技はこれで、それを使ってどのように売上に貢献する」を約束して入社してくるのが当たり前。なので、「人材の内部流動性という視点では便利なジェネラリスト」に価値はありません。人材の価値はあくまでも提供する専門性であり、仕事内容が変わると、短期間に学習してそこそこ出来るようになる対応力ではないからです。

 

セールスの現場や交渉の場で「ウィン・ウィン」という言葉を耳にします。両者ともにメリットがあることですね。でも、わざわざ言わなければならないほど「ゼロ・サム」がベースにある社会なんです。「ゼロ・サム」とは「どちらかが勝てば他方が負ける」という考え方。これがベースです。これがデファクトです。だから、たまに両者ともに益がある時にわざわざ言う。そんな印象です。そんな社会なんです。

 

だから、この社会に生きていくためには、勝つことが絶対条件。勝つためには技術やスキルと同時にメンタルが重要。ビジネスでもスポーツでもアートでもこの国ほどメンタルトレーニングをしている国はないんじゃないでしょうか。個人的な感想ですが。

 

メンタル強化の基本は「自分は価値がある存在」だと思うこと。もちろん、いろんなトライをしても毎回成功するとは限りません。でも成功しなかった時にも「失敗」とは思いません。「成功のための経験」とか「成功しなかった事例の蓄積」と解釈します。なぜなら「自分は成功に値する人間だ」と確信しているからなんです。

 

「私は失敗したことがない。ただ、1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ」という電球の実用化と電力事業化に貢献したトーマス・エジソンの有名な言葉がありますよね。これたまたま電球の実用化で有名になった人が言った言葉だから有名になったのでしょうけど、多くの人にこの精神(の一部)が宿っているのを感じます。

 

自分を信じること。

自分ができたことや、活動を信じるのではなく、「自分の存在」そのものを信じきること。これこそが我々が日々生活していく上で一番大切なことなのでは、と今回特に感じた訪日でありました。

 

とりとめなく失礼しました。

 

ではまた

赤羽 まこと

http://laconsultingpartners.com/

 

<追伸>

それにしても日本のホテルの値段が高くてびっくり。見るとアジアの方々でロビーが溢れていました。インバウンド観光ビジネスが盛り上がっているのでしょうね。そのおかげで人とのコミュニケーションの垣根が低い設計になっている宿泊施設などにもトライしてみました。「バックパッカー」というほど「気の向くままに長期滞在する人」ではないですが、比較的長期で日本を楽しみたいという欧米からの観光客と仲良くなったりと、いつもの出張では接点のないさまざまな方との出会いがあってそれはそれで貴重な経験となりました。

 

<さらに追伸>

アメリカへの帰国はサンフランシスコ乗り換えでした。2時間の待ち時間で空港内を探索しているとヨガ・ルームなるものを発見。無料とのこと。やってみようと入ってみると、ところ狭しと先客がいたために残念ながら断念。ヨガマットやブロック、ストレッチポールなどが完備されていてカラダひとつ行けばいいだけの施設。これまでは直行便だけで日米の往復をしてましたが、「ワンストップも悪くないかも」と乗り換えの楽しみができました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る