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【本当の商品とは何か】

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先週ここロサンゼルスで気温が摂氏40度近くになった時,
よく行くスタバのテラス席で一人で仕事していたんです。

暑いことは暑いのですが、東京の夏を体験していた者としては、乾燥した空気と爽やかな風が吹くロサンゼルスでの40度といっても、そこまで過ごしにくくはないのです(個人差ありますが)。
なので誰もいないテラス席に出て一人 PC に向かっていました。

そんな時、店員の一人が「今日はどんな仕事しているの?」と言いながら
氷水を持ってきてくれました。
既に顔見知りである彼女は女優を目指してアクティングスクールに通っている20代のキャシーです。
「女優としての仕事がもらえるかどうかわからない。確率だけで言ったらほとんど不可能。だけど、それを目指していたら、もしかしたら映画業界の何かの仕事に携われるかもしれない。そうなった場合は、それが私が向いている仕事と割り切って一生懸命やる」と以前話していました。

その日もちょっとだけ雑談して彼女は店の中に戻って行きました。
店の中でも「キャシー元気?」「どう、調子?」っていろんなお客さんから声をかけられています。

ロサンゼルスにはスターバックスの店舗が1500以上あると言われています。
私が日常的に行けるすぐに思いつく店舗だけでも7−8はあります。
基本、同じ味だし同じ料金(場所によって多少の差はありますが)。
違いは座席数やレイアウト、広さやコンセントの数。
どれも物理的な違いです。

ここに今日来ているお客さんがここを選んだ理由は、立地かもしれません、コンセントの数かもしれません。

しかし1回ここに来たお客さんは、みんな「もう一度ここに来たい」と思うはずです。それはスタッフの雰囲気、とりわけ人気者のキャシーがいるからです。
キャシーに会うことを目的としてここに来ているひとはいないと思います。しかし、誰でも周辺に7−8店舗の選択肢があるとしたら、ここを選ぶ理由としてキャシーの存在は大きいと思います。

市場は「今」が一番競争が激しいのです。
おしなべてあらゆる市場において10年前より今の方が競争が激化してるし、1年前より今の方がさらに厳しくなっていると言えます。

となれば、
今よりも1年後はもっと競争が激しくなっていると考えるのが普通です。
競争の激しさと商品の陳腐化のスピードは、ほぼほぼ比例していると言っていいと思います。
なので、
今より1年後の方がさらに商品の陳腐化は進んでいます。

そうなると、
商品の価値って何だろうって考える時。
自分でコントロールできる唯一の商品を陳腐化しないようにすること。
これこそが競争市場の中で勝ち残っていくためにやるべきことです。

そして自分でコントロールできる唯一の商品とは「自分」ですよね。
自分をいかに陳腐化しないように、そして価値を高め続けていくか。
「あの人がいるからあの店に行きたい」「またあの人から買いたい」と思われること、
これこそがビジネス成功の秘訣だと思います。

お客さんは商品ではなく人についてくる。
この原則を改めて考えると、自分をどのように見せたらいいか、どう振る舞ったらいいがわかってきます。

これこそが自分ブランド。
「自分をどう見せるか」「どう振る舞うか」は、その構築のための、小さいけれど、とても大きな意味のある第一歩だと思います。

ではまた
赤羽 まこと

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