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【自己肯定感アップ:制限を外して考えてみる】

「自己肯定感が低い」と自分で思っている方、
そして
「やろうと思ったことをやり遂げられない」という方に
おススメしている方法があります。

まず過去の
「やりたかったけど、やり遂げられなかったこと」
をひとつ思い出します。

そして、自分の中に
「それをやり遂げることに対する制限があったから」と、
できなかった原因を「自分にかけた制限」と仮定します。
その上で、その制限とは何かを明らかにする作業をしていきます。

過去「やりたかったけど、やり遂げなかったこと」
をまず思い出します。

「やりたい」と思った初期段階から、
「やらない決断をした」または「もういいや」
と思った段階までを思い出します。

思い出すべきことは、起きたことと
その時の自分の感情です。

できれば時系列で最初から順番に辿っていくのが
いいでしょう。

思い出しにくい時のことも、周辺の事実関係を
ちょっとずつ思い出して流れを把握すると
出てきたりするものです。

これをちょっと時間をとってやってみます。

そうすると、
「あの時」から自分はやらなくなった。
「あの時」自分はやらないと決めた、
という「あの時」が出てきます。

そしてその部分にフォーカスします。
何が起きたのかを見ていくんです。

そして、どんな制限をかけたために
自分はそれ以上前に進まなかった(進めなかった)
かを自分に問いかけます。

時間的な制限
経済的な制限
人間関係の制限
周りの目という制限
なんとなく「できない」と思ってしまった制限
自分の能力不足という制限
など

いろんな方向から見てみて
「もしかしたら〇〇の制限がかかっていたかも」という
仮説を立てて、その時のことを考えてみます。

そして、その時のことを味わってみて
制限を特定します。

もし「お金がなかったから」
が制限であると特定されたとします。

その場合、次にすることは
こんなことです。

その時に「仮にお金が十分にあったなら」と
仮定するんです。

そして問いを進めます。

お金が十分にあったとしたら、
「どのように進め、何をやっただろうか?」
と。

いくつかの体験を思い出して
これらの作業を繰り返します。

そうすると二つのことが分かってきます。

一つは、
いつも自分が自分にかけてしまう制限。
一つだけとは限りませんが、複数だとしてもいつも
同じものが出てくるはずです。

もう一つは、
本当にやりたかったこと。
つまり制限をかけなかったとしたら、
本当は何をやりたかったかってことです。

これがだいたい分かったところで過去の事例研究は終了です。
その時起きたことはもはや変えようがないのですから。

これをやる意味は、
「自分の制限パターンを認識すること」と
「自分の本当にやりたいこと」の大枠を把握すること
です。

これが分かっていると、今後なにかものごとを進める場合
やり遂げやすくなります。

と言うのも、
今後何かを進めようとした場合、
過去出てきたような制限が、また出てくる可能性があるので、
事前に対策を講じることができるからです。

つまり
いつも「お金がないからできない」
という制限をかけていた人は、
今後何かをやる場合にも「お金がない」
という制限をかける可能性が高い。

なので、
そういう気持ちが出てきた場合
「仮にお金があるとしたら」という仮定を
瞬間的に立てるように心がけるんです。

そうすると、ものごとがそこで止まってしまわずに、
考えを前に進めることができるんです。

そして、制限がなかった場合「本当はどうしたいの」
という目標達成のモチベーションを推進力として
その難局を乗り越えるのです。

ものごとを遂行する時、いつもボトルネックとなる
ところがあります。
それが「自分が自分にかける制限」です。

突然現れたボトルネックには対処しづらいですが、
「ボトルネックは出てくるもの」と予想していれば対処できます。

そうなったらこうしよう、とあらかじめ考えておけば
そこで止まらずにすみます。

「自分がかけてしまいやすい制限」の把握。

そして
推進力となる「本当にやりたいこと」の把握。

この二つを把握しておけばなんとかなるもの。

そして、ボトルネックを無事通り過ぎたら
「とにかく行けるとこまで突っ走ってみる」
という気持ちでやってみることです。

そうすると実現できることも意外と多いものです。

そして、気がつくと
低いと思っていた自己肯定感が
「低いと思わなくなった」
「そもそもそんなこと気にならなくなった」
という自分と対面することもあるものです。

お試しください。

ではまた
赤羽 まこと

 

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