そのためには商品や売り方を魅力的にすることはもちろんとして、その前にやるべきことがあります。それはブランディング!
「ブランディングって目立つことでしょ!」とか「ロゴやデザインのことでしょ」と思う方もいるかもしれません。でもそれは結果や最終的なアウトプットの一つ。しかも、個人起業家には必ずしも必要ではありません。
ブランディングのメリットはあなたやあなたの商品が(ブランディングを考えないで売るときよりも)楽に売れていくというところにあります。ブランディングがちゃんとできていれば、今後あなたがどんな商品展開をしようと、どんなメディアでコンテンツを発信しようとコンスタントに売れていくことができます。そして、必要な要素や順番をしっかりやれば「最高値で売り続ける」ことも可能になります。ここではそんな内容について見ていきます。
では、個人起業家としてのあなたのブランド価値を最高値にするために必要な要素はなんでしょう?それは・・・
- 専門性
- こだわり
- ストーリー
- トーン&マナー
です。
ここでは必要な要素の詳細と作る順番についてご説明していきます。
最高値で売れる個人起業家ブランディング【必要な要素と順番】
そもそも、
ビジネスの目的は、
- 悩みの解決
- 願望の達成
この「どちらか」または「両方」を顧客に提供すること、ですよね。
そして、見込み客の関心領域において
これがブランディングにおける成功の必要条件だと言っていいと思います。
とはいえ名前を連呼していればいいと言うわけではありません。これを実現するには
- 必要な要素を洗い出す
- 適切な順番で組み立てる
ことが必要なのです。
必要な要素
ブランディングが成功するために必要な要素は四つあります。
大きく分けると
- 機能的価値
- 情緒的価値
の二つです。
機能的価値
悩みの解決・願望の達成をサポートするためのスキルやノウハウといった具体的なサポート技術のことです。
具体的には
- 専門性
- こだわり
です。
専門性
見込み客の悩みを解決し、望みを叶えるために十分な専門能力のこと。もし相手がWebライティングについての悩みを持っていたとしたら、
こんな時、あなたに必要な専門性は、
- 論理的思考
- 思考を文章に落としこめる力
- 説得力のある文章展開力
- Webライティング独特のスキル
などとなりますよね。こういったものが専門性です。専門性に関しては「どこで勝負するか」と大きく関わります。ニッチ領域についての記事も参考になります。
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こだわり
見込み客の問題解決・願望達成をサポートできる技術をもっている人が世の中にあなただけだった場合、専門性さえあれば申し込みが殺到するかもしれません。でも実際には「見込み客の目から見て同程度・同領域のサービス」って山ほどありますよね。
なので、あなたに依頼してもらうためには「あなたらしさ」が必要になってきます。あなたが「これだけは譲れない」と思っていることです。
このこだわりが
- 見込み客の目標達成(カスタマーサクセス)に十分コミットしていること
- 見込み客のカスタマーサクセスを価値観レベルで応援できること
になっていることが必要となります。それができると機能的価値でありながら「機能の枠」を超えますし、見込み客からの反応もこのように変わってきます。
ぜったい買いたい!
こうなると強い共感が得られ、その結果「購買」という行動が期待できるようになります。
情緒的価値を支えるもの
見込み客の感情に訴えて情動をつき動かし行動のきっかけとなるものです。
具体的には
- ストーリー
- トーン&マナー
になります。
ストーリー
あなたが全人格をかけて「このビジネスをやりたい!」に至った流れを
- 過去の出来事
- 決断と急激な変化
- 現在
- 未来
という流れで紡いだものがストーリーです。
ブランディング作りのためのストーリーテリングについてはこちらが参考になります。
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見込み客の感情移入が得られれば、細かいスペックをチェックすることなく「どうしてもあなたから買いたい」という気持ちが呼び起こされます。
トーン&マナー
企業の広告やブランドを語る際、
- 戦略の一貫性
- デザインの統一感
のように語られることが多いトーン&マナーです。
個人起業家の場合、
- ものの見方や考え方のあなたらしさ
- 発信や発言のテイスト
- あなた独特の視座や視点
とお考えいただければいいです。あなた独自の世界観を形成するものになります。
文章を読んでいて、書き手の名前を見なくても「あ、この文章あの人のだな!」って思うこととかありますよね。あれです。
一貫したトーン&マナーはあなたと接する時に安心感となり、購買行動へのハードルが下がります。
さて次にブランディングしていく際の四つの要素を組み立てる順序についてお伝えします。
要素を構成する順序
ブランドを作っていく順序はこうなります。
ストーリー
⬇︎
専門性
⬇︎
こだわり
⬇︎
トーン&マナー
こんな感じで作っていきます。
ストーリー
時給800円で居酒屋バイト。年下のバイトからも「仕事できねーな」と馬鹿にされる毎日。ある日、お客さんから渡された一冊の本。そこに書いてあったのは「ビジネスの本質」。ビジネスの本質とは「お客様を笑顔にする」こと。どうしたらいいのかを徹底的に考えた結果「相手の気持ちに応えた個別サービスの提供」と思ったんです。
専門性
個別に深掘りして経営課題を解決するビジネスコンサルタントとして独立しました!
こだわり
人気になっても「教室型のビジネス」ではなく徹底的に「個別対応したコンサル」を貫いています!
トーン&マナー 見込み客の考え方の奥にある価値観までに目配りした優しい笑顔の対応を心がけています。「自分が笑顔になるとお客様も笑顔になる!」居酒屋で学んだことを日々実践しているんです。
実は、
となるのです。
そして相手の情緒的側面を刺激することになり、「ファン」になっていくプロセスの第一歩を進ませることになるのです。
まとめ
個人起業家としてのあなたのブランド価値を最高値で売っていくためには
- 機能的価値
- 情緒的価値
をアップさせることが必要。 それぞれの価値とそこに含まれる要素は以下の通り。
- 機能的価値
- 専門性
- こだわり
- 情緒的価値
- ストーリー
- トーン&マナー
そして、これらを順番に組み立てていくことであなたのブランドストーリーも作られるのです。
これによって
- あなたの発信するコンテンツは全部読みたい・見たい
- あなただから買いたい
となっていきます。
これこそが最高値で売れる起業家のブランディングです。起業家のブランディングの初歩からお知りになりたい方のために参考になるリンクも貼っておきます。
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