早期退職者のためのコンサル起業

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【早期退職者必見】一年後に「辞めてよかった!」と思うコンサル起業の始め方

大企業の早期退職プログラムが次々に発表されています。迷いに迷って「申し込んだ」方。「まだ迷っている」方など受け止め方や反応はいろいろです。当然ですよね。20年超も働いてきたのですから。でも私は、早期退職は「第2のビジネス人生」をスタートさせる最大のチャンス!と考えています。

なぜなら、サラリーマンとして20年超の勤務経験がある人ほど、コンサルタントとして起業する、いわゆる「コンサル起業」に向いている人はいないからです。私も電通という広告会社を早期退職してコンサル起業しました。それ以来、早期退職(早期ではない方も含め)をきっかけに「サラリーマンから稼げるコンサルタント」になるお手伝いをしています。

では、コンサル起業するには具体的にはどのようにしたらいいのか、についてお話します。

【早期退職者必見】一年後に「辞めてよかった!」と思うコンサル起業の始め方

まずは、なぜ早期退職者とコンサル起業の相性がいいのか?をご説明するために

  • 早期退職者ってどんな人?
  • コンサルってどんなことをする仕事?

を見ていきましょう。

早期退職者ってどんな人?

早期退職する(した)方とは、ビジネスの特定の市場で、こんな人であると言えます。

  • ある領域で20年超の経験を持つ人
  • 知識やノウハウが豊富
  • 積み増し退職金もらっているからキャッシュリッチ
  • (再就職してなければ)とりあえずキャッシュ・インフローなし

こんな感じですよね。

コンサルってどんなことをする仕事?

一方コンサルの仕事をざっくり言うと

  • 自分の持つ知識やノウハウをアドバイスという商品として提供する人
  • アドバイスによって相手の悩みを解決し、カスタマーサクセスを実現を目指す
  • 大きな投資(設備投資などのインフラ投資)が不要

です。

「知識や経験を売る」という点や「スタート時に大きな投資が必要ない」という点で、早期退職者とコンサル起業が極めて相性がいいことがお分かり頂けたかと思います。

次に、上記のような特徴を持った早期退職者がコンサル起業で売上を上げるために必要なマーケティング手法をご紹介します。

早期退職 X コンサル起業 = コンテンツマーケティング

早期退職者がコンサル起業を成功させるためにやるべきマーケティングは、ずばり「コンテンツマーケティング」です。では、コンテンツマーケティングの概要からお話します。

コンテンツマーケティングとは

簡単に言うと、

見込み客にとって価値あるコンテンツを作り・発信することで「問合せや登録」を促し、それを元に関係を構築し成約までつなげるマーケティング

言ってみれば、見つけてもらう仕組みを作り、育て、収穫するという「農耕型」のマーケティングと言ってもいいでしょう。広告をメインとしたマーケティングと大きな違いがあります。では、コンテンツマーケティングの早期退職者にとってのメリット・デメリットをお伝えします。

メリット

  • 圧倒的にコストが安い
  • あなたが既に持っているもの(知識やノウハウ)からスタートできる
  • コンテンツ発信から時間が経っても、そこから見込み客を来ることがある
  • 顧客獲得単価が安いだけでなく、顧客生涯価値が大きくすることができる

デメリット

  • 一朝一夕に売上に結びつくわけではない

コンテンツを作って「ネット上に置いておくこと」でチャンスが広がる以上、肝心なのは「早く始めること」です。蓄積することに価値があるコンテンツマーケティングでは早めにスタートすることが成功する大きな要因のひとつです。

早期退職者がやるべきコンテンツマーケティングの流れ

まずは見込み客が顧客になり、リピート客となるまでのざっくりとした流れをおっていきましょう。

step
1
あなたのサイトへの流入

見込み客が求める「価値あるコンテンツ」を発信する。それを見込み客が見つけ、あなたのコンテンツとあなた自身に興味を持ち「もっと知りたい」と思ってもらうプロセス。これによってあなたのウェブサイトやブログ記事に見込み客が訪問します。

step
2
リード獲得

リードの獲得、つまり「見込み客」の情報を手に入れることです。まずはメールアドレスがいいでしょう。なぜなら次からは相手の都合ではなく、こちらの都合やタイミングで「こちらが知らせたい」情報を相手に知らせることができるからです。具体的にはメルマガなどのプッシュ型のコミュニケーションを意味します。

step
3
リード育成

リードの育成とは、まさに見込み客を「顧客」にしていくために「育てる」プロセスです。メルマガなどへの「登録」とあなたと「コンサル契約する」には、この段階ではまだ大きなギャップがあります。それを埋めるのがこのプロセスとなります。定期的に配信するメルマガがこの段階でのコンテンツとなります。

step
4
成約

この段階でのコンテンツはeBookやセミナーなどです。見込み客が欲しがる資料や有益情報の提供などを通じて、あなたとの距離が縮まり、関係が温まってきたところでセールスをかけます。セールスと言っても「売り込み」ではありません。カスタマーサクセスの「イメージの共有」といってもいいでしょう。見込み客が「こうなりたい」という抱くイメージ通りになるには、あなたの知識やノウハウが必要であることは「リード育成」の段階、さらにはさまざまな情報の提供などでわかっているからです。

step
5
ロイヤルティ醸成

本格的な関係のスタートは契約してからです。プロジェクト型コンサルにしろ、パートナー型コンサルにしろ、あなたと顧客は同じゴールに向かう仲間。提供する知識、ノウハウ、そしてあなた独自の新たな視点やアプローチ方法を契約期間内で見せていくことで、顧客からのロイヤルティは高まっていきます。

step
6
パートナー化

最初は期間限定のプロジェクトで請負契約を結んだ場合でも、顧客の長期的なカスタマーサクセス達成のために、より長期間に亘るパートナー契約を結ぶことが可能性になります。いわゆる顧問契約のようなものです。

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これが「見込み客との出会い」から「真のパートナーになる」までの大まかな流れです。では次にコンテンツをどのように作るかについてご説明します。

早期退職者ならではのコンテンツの作り方

勤続20年超のサラリーマンの方の知識やノウハウはご自身で思っている以上に価値があるもの。特に早期退職プログラムを提供する大企業の方のノウハウは中小企業の経営者にとって貴重なものであることが多いはず。

なので、ご自身の知識、ノウハウを体系化して「価値ある商品」とするための棚卸しと、市場でより競争力をもたせるためのポジショニングという視点でコンテンツ作りを見ていきます。

経験と学習を棚卸しする

まずやるべきなのは、これまでの20年超の経験の棚卸しです。以下の3つの視点で棚卸しします。

  • 領域
  • これまでお客さまにもたらしたもの
  • そこでの経験、ノウハウ、学習

専門性や役割を整理することで独自の強みを作る

多くの日本のサラリーマンはジェネラリストとして育てられるため、複数の部署を経験していることが多いものです。過去に所属した部署、担当した案件での経験、その時の携わり方(現場で携わったのか、マネジメントだったのか)を組み合わせ、価値を加算することで「独立コンサルとして提供する専門領域と売り」を決めます。

専門性による領域

  • 長期間所属していた部署での経験(知見や専門性の高い領域)▶コア領域
  • いくつかの短期で所属していた部署での経験▶サポート領域

 

関わり方による領域

  • 「現場」として担当した領域
  • 「マネジャー」として担当した領域
独立コンサルとしての領域と強みの発見

独立コンサルとしての領域と強みの発見チャート

これらを考え合わせることで、あなたの独立コンサルとしての「領域と強み」を作っていきます。これが早期退職者がコンサル起業する際にやるべきことのひとつです。

コンサルとして生きていくためのUSPを意識する

ここで「あなたの強み」について考えていきます。まずはUSPを見つけましょう。

USP(Unique Selling Proposition)とは「独自の強み」のこと。以下の3つに当てはまる価値のことです。

  • あなたの顧客が求めていること
  • あなたの得意とすること
  • 競合が提供できないこと

これを意識して前項目の「独立コンサルとして提供する領域と売り」を考えてみて下さい。

提供・発信できるコンテンツ・メニューを作る

これまで言ってきている通り、早期退職者が早期退職後やるべき適職は「コンサル起業」。そして、コンサル起業する際のマーケティング手法は「コンテンツマーケティング」一択。このように私は思っています。ここで「見込み客に見つけてもらう」から「成約」までの段階に合わせてどんなコンテンツを作るべきなのか、について考えましょう。

提供コンテンツ

  • 認知段階(見つけてもらう):ブログ
  • リード獲得段階:eBook
  • リード育成:メルマガ
  • 成約段階:無料トライアル、無料相談

ポジショニングを明らかにする

「〇〇と言えば・・・」で真っ先にあなたの名前があがり、それがあなたが狙った通りの領域であれば「明確にポジショニングできている」と状態です。そのためには、その領域でナンバーワンの存在担っている必要があります。なので、おそらくあなたがサラリーマン時代にやっていた「領域感」よりかなり狭めた領域の設定が必要になってきます。

「ニッチを狙う」

という言い方をすることもありますが、サラリーマン時代に培った「幅広い領域での知見」をバックグラウンドとしながら、「狭い領域」で「深く」勝負していくのが、早期退職者のコンサル起業の勝ち方です。

まとめ

大会社を中心に増えている早期退職プログラム。「申し込みをしたものの、退職後の明確なビジョンがない」「再就職も視野に入れていろいろと考えている」「これからどうしよう・・」など、今の気持ちはいろいろですよね。

でも、サラリーマンとして20年超働いた方だからこそ向いている「プロフェッショナルとしての生き方」があります。それが「コンサル起業」。

早期退職者がコンサル起業する場合、もっとも適しているのが「コンテンツマーケティング」。コンテンツマーケティングにはやり方があります。そして、早く始めることが有利に働きます。今回は早期退職者が退職して1年後「あの時辞めてよかった!」と思えるコンサル起業の始め方についての概要をお伝えしました。

コンサル起業という「個人起業家」がどうブランディングしていったらいいか?をポジショニングという切り口でお伝えした記事も貼っておきます。

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