さてさて、
個人起業家のお客さま。
目標は?
と聞くと、多くの方が
年商1000万円と答えます。
個人起業家の一つの目標年商なんですね。
ちなみに、
アメリカのお客さまは
15万ドル(1800万円ぐらい)と
答える方が多いです。
あるアメリカのリサーチ会社発表の
ミドルクラスの定義は
年収4万7千ドルから14万ドル。
それを意識した15万ドルなんでしょうか。
いずれにしても
目標年商を決めたら
・達成までの期間
・現在の年商
・現在のビジネスモデル
をもとに、目標達成を可能にする収益構造をまず作る。
これが、私がお手伝いする場合の多くのやり方。
あと2ヶ月で終了予定のコーチングビジネスのお客さま。
この方のプロセスをざっくりですが、例としてお伝えします。
(一部細かいところや途中段階を端折ったりしてます)
かつては、
・フロントエンドをセミナー
・バックエンドをコーチング
という典型的なコーチングのビジネスモデルでした。
コーチングは
1セッション1万5千円。
年間セッション数は延べ200回。
約100万円を費やしてコーチングスクールを数年前に卒業。
自称「私レベルのコーチとしては結構売れっ子」らしく相当な忙しさ。
でもコーチングセッションからの売上はわずか300万円。
フロントエンドのセミナーも課金しているので、年商は330万円前後とのこと。
そこで合計1000万円をゴールとした活動ごとの目標を立てました。
・コーチングからの売上を300万→600万に
・セミナーからの売上を30万→100万円に
・その他売上を0→300万に
これで1000万円。
目標期間を1年間に設定。
活動ごとの売上目標はクライアントさんからヒアリングした業界事情や私の勘?で、
とりあえずざっくり設定します。
「頑張ればいけそう」もしくは「頑張ってもちょっと無理かも」ぐらいで。
まとめると、
・コーチングフィーとしての売上拡大
・セミナー売上を拡大
・その他項目で売上を立てる
これが言ってみれば戦略。
これを受けて具体的にはどうするか?
・コーチングフィーとしての売上拡大
①時間単価の高い層へのアプローチ
②顧客のエリアを拡大して効率的にセッション数を増やす
・セミナー売上を拡大
③独自セミナー開催とジョイントセミナーへの参加
・その他の売上項目を作る
④オンラインサロンでコミュニティ作り
これまでの単価1万5千円のクライアントは一般ビジネスパーソンと就活生。
それを経営者層に拡大(上記①)することで時間あたりの平均単価アップが実現。
経営者層へのアプローチ方法は士業の方が経営者向けにやっているセミナーで一部話をさせてもらうこと(上記③)。そこで知り合った経営者に独自営業。もしくは、士業の方とのパートナーシップで営業。そして、さらにそこからの紹介・・・。経営者相手にコーチングをすることで自信がつき、一般ビジネスパーソンの単価の若干の値上げも実現(その結果、就活生の数は少なくなりましたが)。
また、
これまで対面だけだったコーチングをスカイプやZoomも取り入れる(上記②)。これによってクライアントを遠隔地にまで拡大。その結果、売上場所を全国展開に。副次的ではあるが、結果的には対面でできる近距離の方で「対面はイヤ」という方の取り込みも実現。
さらに、
既存のオンラインサロン・プラットフォームでコミュニティを作り、150人〜200人の集客(月の変動あり)に成功。プラットフォーム側の手数料後の売上単価1,500円、年間で約300万の売上を実現。
コミュニティからコーチングセッションへ移行するお客さまも現れ、コミュニティ活動はコーチング・フィー売上の拡大にも貢献。
これらの結果、
・コーチングからの売上 500万円(目標600万円)
・セミナーからの売上 50万円(目標100万円)
・その他(コミュニティ)からの売上 300万(目標300万円)
合計850万円(目標1000万円)を現時点で通過中。
スタートして10ヶ月。あと2ヶ月で目標達成に向けて頑張っているところです。
このように
①目標年商を決める
②目標年商達成のための活動を決め、それぞれの売上目標を決める
③活動ごと売上目標達成のための手段を決める
のが私のよくやるやり方。(もちろん、こうでない時もあります)
①〜③を決めておいてから、
そのために
・どんなポジショニングが必要か
・どんな強みな必要か
・どんなキャッチコピーが必要か
・・・
などを後で作り込む。
ざっくりこんな感じでしょうか。
どんなやり方ですか?って聞かれることが多いので
シェアさせて頂きました。
ではまた
あかばねマコト
個別無料コンサルやってます!