ビジネスを始めるには3つが必要と言われています。
- 何を
- 誰に
- どうやって
本当でしょうか?
「何を・誰に・どうやって」だけでも、ビジネスは作れるかもしれない。でも、
その理由は?
感情を動かせない起業家ブランディングが成功しないワケ
マーケティングにはこんな言葉があります
スマホやPCや車を買った時のことを思い出してください。
きっかけはいろいろですよね。
- ニュースで新製品が発表されたことを知ったから
- CMを見てかっこいいと思ったから
- スタバに行ったらみんな使ってたから
こんなことがきっかけだったかも。
でも共通して言えるのは「感情が動かされたから」。
あなたの感情が動いたから買ったのですよね。
そして思い出してみてください。
買った後のこと。
やっぱり「今の自分に必要だった」よな!よな!???
と買ったことを正当化しようとしてませんでしたか?しかもいろんな理由をこじつけて。
これがあると仕事も早くなるしね!・・・(ほんと?)
休日に快適にドライブできれば家族も喜ぶし・・・(汗)
みたいな・・・・。価格が高ければ高いほど買った後に正当化したがるもの。
感情を動かすとは
買う時の「感情」ですが・・・
- 何を
- 誰に
- どうやって
だけでは
「感情を動かす」には不十分な時があります。
もちろん、それだけで十分に感情が動く時もあります。どんな時かと言うと・・・
- これまでになかった画期的なものが発売された時(何を)
- どう考えてもピンポイントに自分に対してメッセージされている時(誰に)
- こんな売り方今までなかったとびっくりした時(どうやって)
こんな時です。でも普通に、多少「スペックが上がった」程度では感情は動きませんよね。
どうしたら感情が動くのか
ではどうしたら感情が動くのでしょうか?
やり方はいろいろ。
- ストーリーを使う
- ピンポイントで意外性を出す
- 象徴的な何かを訴える
- エクストリームなポジショニングをする
などです。
ここではストーリーの作り方についてお伝えします。
ストーリーを作る
ストーリーと言えば、「ヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅)」が有名です。
アメリカの神話学者ジョセフ・キャンベル氏が神話のストーリー性を体系化してまとめたもの。ジョージ・ルーカス氏がそれに感化されて『スターウォーズ』を作ったという話は有名ですよね。
そう!「ヒーローズ・ジャーニー」は映画やテレビ、演劇などのコンテンツには最高なのです。
ブランディングやマーケティングに適したストーリーは
でも、ブランディングやマーケティング目的となると、ちょっと使いにくいかも。
その理由は、この時の目的は「感動」と言うより「共感」だからです。
もちろん、心を揺さぶるような「感動」でもいいですが・・・、
ブランディングやマーケティングおいて大事なのは「共感」。
なぜなら、「あなたに共感する」ことで
- あなたのことをもっと知りたい
- あなたの提供するものを体験してみたい
- あなたの提供するものを買ってみたい
という行動を起こさせることが目的だからです。 そして、「あなたに共感して行動を起こさせる」ことこそが
です。
ということで、ここで簡単なやり方をひとつご紹介します。
2軸4象限で作る簡単ストーリー
2軸4象限で作るやり方です。ひとことで言うと、
- 縦軸が誰のためにやるのか
- 横軸が再現性の有無
です。
ストーリーの内容は人それぞれなので、ここではテンプレートだけご紹介しますね。
<縦軸>
- 上に行くほど人のため(利他)
- 下に行くほど自分のため(利己)
<横軸>
- 右に行くほど再現性あり(多くの人が使える)
- 左に行くほど再燃性なし(特定の人だけが使える)
「共感」を獲得して、「感情」を動かし、「購買」に結びつけるためのストーリーを作るには
- ①→②→④
- ①→③→④
のどれかになっている必要があります。
いずれにしても、最終的には④に行く。
つまり、これを買ってもらうことで
- 多くの人に喜んでもらい(再現性あり)
- 人のためにもなる(利他)
こんなサービスが多くの人から受け入れられるもの。
①→②→④の例を一つ上げますね。
- 最初は自分が稼げるようになるために〇〇を始めました。それを喜んでもらえるのは「限られた人」だけ。そして「自分だけが得する」。そんな仕組みでした。①
- でも、もっと「稼ぎたい!」と思って「多くの人が使える」ようにしました。でも、メリットはできるだけ「自分以外にはいかないように」って思いつつ。②
- やっているうちに、なぜか「稼げるけど幸せじゃない😢」って虚しく感じるようになりました。そこで、「自分のメリット」はあるところで抑えて「あとは、使ってくれるみんなのメリット」になるように仕組みを変えました。④
①、②があるからこそ④の状態で「共感」そして「感情が動く」という現象を持たらせるのです。
2軸4象限を使うのはマーケティングやブランディング思考にはとっても有効。他にも使い勝手のいい場面が
売上を最大化するにはどうしたらいいのか?個人起業家なら、いやビジネスをやっているなら永遠のそして最大の課題ですよね。当記事では「売上」「リピート」という2軸で捉えたビジネスをその特徴ごとに解説し売上を最大化する方法を解説します。
まとめ
感情を動かさないコミュニケーションでも、ビジネスを作ることはできる。
できるかもしれないけど「成功する起業家」にはなれないし「成功する起業家ブランディング」はできません。「何を・誰に・どのように」以外に「感情を動かすコミュニケーション」が必要なのです。
「感情を動かす」にはいろいろな方法がありますが、「ストーリー」という方法はオススメの一つ。そしてここでは2軸4象限を使った簡単なストーリーテリングの方法をお伝えしました。
そのブランディングを使って「最高値で売る」ためにどうしたらいいのか、についてのURLも貼っておきます。
個人起業家のブランディングとは詰まるところ「自分という商品」を売ること。これが最高値で売れたらいいですよね。当記事ではそれを実現するための「4つの力」を従来のマーケティングの考え方から逸脱して、より実践的なアプローチでお伝えします。