今日は儲かるネタを探している個人起業家は成功しないという話をします。
なぜこう思うかと言うと、私はマーケティングのコンサルティングをやっているので、マーケティングの問題や課題を通じていろんな経営者の方に会う機会があるんです。個人起業家だったり、中小企業の社長だったり。
最初はマーケティングの課題解決の相談をされるのですが、実は、問題の根本はマーケティングではないことが結構あります。
では、何かっていうと。何を本質価値としてビジネスをしているか。何をミッションとしてビジネスをしているか。その軸があるかどうか、ブレているかどうか。
この辺のことが根本原因であることが圧倒的に多いのです。だから、こんな話をしています。
儲かるネタ探しをしている個人起業家は成功しない
なので、その経験を通じてわかったことは、
「儲かるネタ探しをしている個人起業家は成功しない」です。
考えてみると理由はこんなことです。
ビジネスというジャーニー
ビジネスってジャーニー、つまり「旅」のように考えると合点がいくことがあります。独立起業して成功するまでの道のりって「山あり谷あり」。
と言うか、谷の方が多い感じ。つまり凹んでいる時期が多いってこと。
その凹んでいる時期をどう乗り越えたり、やり過ごしたりするかによって成果が決まります。なのでまずは、凹んでいる時もやり続ける継続力が必要なのです。
儲かるネタ探しが成功しない理由
そこで、今日の本題に戻ると「これが儲かりそう!」っていうネタ探しをして、それをビジネスにしている人は、凹んでいる時に耐えられない。耐えられないとどうなるかって言うとやめてしまうんですね。で、やめてしまうともちろん成功はありません。
なので儲かるネタを探してる個人起業家は成功しないのです。
どんな個人起業家が成功するのか
では、どういう個人起業家の成功するか、と言うと。
自分のミッションに根ざしている起業家です。ミッションで何かって言うと、日本語で言うと使命ですよね。自分は何のためにこの仕事をやってるのか?もっと言うと、自分は何のために生きているのか?こんなところまで考えて起業のテーマにする。
こうやってる個人起業家は凹んでいる時も継続できるし、そもそも凹み方が少ない。なので結果的に成功するんです。
ミッションとは
では自分のミッションってどうやって探して、どうビジネスに結びつければいいのかという話に進みます。
考えるヒントとして「マズローの欲求5段階説」を使うと分かりやすいので、これを参照します。
マズローの欲求5段階説
「マズローの欲求5段階説」って聞いたことある方は多いと思います人間の欲求には段階的になっていてその段階の下から言うと
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です。
生理的欲求
生理的欲求とは、人間が生存しているために必要な欲求です。「食欲」「睡眠欲」などと言われています。
安全欲求
安全欲求とは、安心・安全に暮らしていくための欲求です。安全に暮らしていける家などのことですね。
社会的欲求
社会的欲求とは、帰属する集団から受け入れられたいという欲求。帰属する集団とは家族・友人・会社などです。
承認欲求
承認欲求とは、 自分以外の他者から認められたい尊敬されたいという欲求です。
自己実現欲求
自己実現欲求とは、 自分の価値観や使命に基づいてあるべき自分になりたいという欲求です。
ビジネス成功との関係
ここではマズローの欲求五段階説の詳しい解説が趣旨ではないので、このぐらいにします。
が、「儲かりそうだから」というネタ探しでやる場合は、生理的欲求や安全欲求など段階の低い欲求に根ざした動機と言えます。
一方、ミッションや使命に基づいてスタートしたビジネスは自己実現欲求となります。
自己実現欲求は自立型の生き方です。生理的欲求から承認欲求までは依存型の生き方と言われています。
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依存型の生き方
依存型の生き方をしている人が凹んだ時どうなるか。
環境や他者などといった影響力が大きいなので継続困難になるのです。
みんなそうだから自分もやなくていいか
この状況はしょうがないわよね
自分以外のところに原因を作って、そのせいにしてしまう。なので継続しなくなってしまうのです。
自立型の生き方
一方、自己実現欲求に基づいた自立型な生き方をしている人は、どうするか?
そもそも僕は何がやりたかったんだっけ?
私の「あるべき自分像」って?
凹むことがあったとしても「あるべき自分像」が強烈にあるため頑張れる・行動できるのです。頑張る行動が継続したら当然成功確率は高くなりますよね。
まとめ
もちろんこれは「長期的視点」に基づいた話です。また、あくまで成功確率の話です。
「なんだ!確率の話かっ」て思う方もいると思います。
でも、ビジネスの成果って日々の選択の結果です。
成功確率を高める選択肢を選んでいくことでしか成果って出ないもの。言い方を変えると、どんな場合でも成功確率の高い選択肢を選び続けたら、結果としての成功確率が高くなる。当たり前の話ですが、ビジネスってそういうもの。
ということで、本日は「儲かるネタ探しをしている個人起業家成功しない」という話でした。
ではまた