今日は、専門性の高い自分ブランドの作り方についてざっくりとお伝えします。
自分ブランドを作るのは、これから生きていく上でいろんな面でメリットが大きいからなんです。というかそれがないと、これからの時代本当にコモディティになるだけという人生が待っているかもしれません。
自分ブランドとは、そもそも自分がカバーする領域の専門性を高くすることなので「専門性の高い自分ブランド」って言うのは意味が重複してると思うかもしれません。
しかし、実際世の中には、そんなに専門性が高くなくても「圧倒的に目立つ」「なんとなく影響力がある」と言う人もいるものです。しかし、そういった人たちは性格や見た目において「先天的に優れたところ」がある人が多い。そしてそれらの要因で自分ブランドが確立された、というのが私の個人的な意見です。
なので、どんな人でも自分にブランド的価値を持たせて、人生やビジネスにおける優位性を出していくにはどうしたらいいか、についてお伝えしたいのです。
自分にブランド価値を持たせると、立場ややっていることによって違いますが、ざっくり言うとこんなにいいことがあります。
- 個人起業家:価格を下げることなく集客や売上アップにつながる
- サラリーマン:評価につながる
- 企業経営者:社員のやる気が増し、会社の業績がよくなる
などです。
メリットはこのぐらいにしておいて、今日は具体的なこんなことをすればいい、という要素を書いていくことにします。
①100人に一人の分野を3つ作る
これはもちろん私が言い出したことではありません。著名人何人かが既に言っていることです。私の記憶が間違えなければ、最初に言い出したのは教育改革実践家の藤原和博さんではないかと思います。藤原さんが提唱されているのは「3つのキャリアの掛け算」。
つまり、ビジネス人生の中で100人に一人というポジションを獲得できれば中程度の希少価値を獲得できる。そして、それを3つの分野において実現すれば百万人に一人という超凄い希少価値というポジションを取ることができる。こういったキャリアの積み上げが成功や勝利に導くキャリア形成である、というものです。
この考え方は「自分の価値を市場において最大化する」という自分ブランドの考え方と同じ。つまり専門性の高い自分ブランドを構築するために極めて参考になる考え方だと思っています。
②価値ある小さい市場で勝負する
しかし、100人に一人の希少価値を3つの分野で持つって結構時間かかるしきついなぁと思う人に朗報があります。
それは隙間市場(ニッチ分野)で勝負すること。
- 参入がめちゃめちゃ難しい
- 参入するのが嫌だ
- 誰も気づかない分野であった
などがニッチ市場。そのニッチ市場に参入すれば、比較的容易にナンバーワンになることができ、その結果専門性の高い自分ブランドを確立することが可能になります。
しかし、ここで注意したいことが一つ。
それは顧客がいることです。つまり、ニッチな市場に参入し、それでナンバーワンになることができた。しかし、顧客が誰もいない、つまりあなたが提供することを「お金を払ってでも欲しい」と思う人が誰もいなかったとなると、少なくともビジネスにおいては意味ないことになってしまいます。
なので、ライバルが既にいることをチェックすることが重要です。ライバルがいるということはお金を払うお客さんがいうということ。つまり市場があるということになります。
しかも、そのライバルがニッチ市場であぐらをかいている時間が長くて戦闘意欲が低下している状態だったりすると比較的短時間にナンバーワンになることでき、その結果、専門性の高い自分ブランドを構築することが可能となります。
③行動の優先順位を変える
自分ブランドが構築できた!の目印しは「〇〇と言えば」とある領域や分野の話が出た時に、あなたの名前が真っ先に挙がること。
これを実現するには、そして比較的短時間で実現するには「集中と選択」。ある一つの分野に特化してそこにあらゆる経営資源を投入すること。これは経営の神様ピーター・ドラッカーが言った言葉としてあまりに有名。
経営資源と言えば、「ヒト・モノ・カネ・情報」と言われていますが、個人起業家の場合、特に重要な経営資源は「時間」。そして、時間だけは誰にとっても等しく与えられたもの。
なので、専門性の高い自分ブランドを築くために時間に「レバレッジをかける」必要があります。レバレッジをかけるためにできることは「自分でなくてもいいことは人に任せる」こと。
しかし、まだ売上が十分でない個人起業家にとって「外注」はハードル高くてできないかも。
その際、だれでもできること。そして成果に繋がりやすいことは「行動の優先順位」を変えること。そして、最優先事項を圧倒的に最優先することです。
ふつう個人起業家のやることと優先順位を並べるとするとこうなりますよね。
- ビジネス
- 家族
- 友人
- 趣味
- その他
みたいに。
でも、自分ブランドを構築するためにはニュアンスとしてこんな感じにすることが必要。
- ビジネス
- ビジネス
- ビジネス
- 家族
- その他
まあ、これは感覚的な言い方ですけど。
そして、さらに「専門性の高い」自分ブランドを作るにはビジネス領域の行動の中の優先順位をこんな感じにする必要があります。
- アウトプット
- アウトプット
- アウトプット
- インプット
これもちょっと感覚的ではありますが、一つのインプットに対して3つのアウトプットをするという意味あいであり、アプウプットを圧倒的に上位に持ってくるというやり方です。
④圧倒時な相手のベネフィットを考える
基本、人は自分のことしか考えていません。
アウトプットは自分の言いたいことを言うのではなく、相手目線でものを言うことが大事。つまり、同じことを言ったとしても、それが「相手にとってどんなメリットがあるのか」つまり「相手のベネフィット」を最優先して提供することが重要となります。
なぜなら、人は自分のことしか考えていないからです。だから、自分以外のことを言われてもすぐ忘れてしまうのです。自分のことを言われて初めて「あなたが提供する価値」の認識ができるのです。
この認識が記憶になり残っていくこと。それがあなたのブランドを資産価値とすることになるのです。
なので専門性の高い自分ブランド作りのために提供価値は「相手視点で」が重要です。
⑤長期間に行動し続けられる仕組みを作る
行動の優先順位を変えて、圧倒的な相手のベネフィットを提供したとしてもその行動が継続しないと意味がありません。前の項目で言った通りブランドは時間をかけて資産としていくものだからです。
長期間行動を継続できるようにするためには仕組みづくりが必要。ここでは2つのやり方をご紹介します。
スモールステップ
まずは小さなことから始めてみる。これ成果を出すための鉄則。
有名なイチロー選手の言葉にこんな言葉があります。
ちいさいことを重ねることが、とんでもないところへ行くただひとつの道 |
やろうと思った行動を細分化してまずはできるところから始める、そして継続する。これが重要なことです。
例えばもう占い師初心者だとしたらまずは無料でもいいから毎日1人占ってみる。そして、その結果(もちろんプライバシーに配慮することは言うまでもありませんが)をSNSでアップしてみる。このようなスモールステップの継続が将来的な専門性の高い自分ブランドを構築することになります。
レコーディング
レコーディングダイエットというのが流行ったことがありますよね。記録をつけるだけでやるべき行動が継続すると言う仕組みで開発されたプログラムです。
継続の先には成果があります。専門性の高い自分ブランドの構築のためにも同じことが言えます。まずは自分の専門領域で、やった活動を毎日記録する。そしてそれをアウトプットする。それがレコーディングをすることによって行動を継続し結果として高い専門性を獲得するやり方です。
⑥発信を考えて受信する
③の「行動の優先順位を変える」とダブル部分がありますが、ここでは発信と受信の役割です。
発信をするためには、情報を受信して、それを蓄えて加工し、自分のものとして発信する。これは基本的なプロセスです。その役割分担を考えるのがこの項目になります。
発信は発信、受信は受信と考えるのではなく「全てが発信のためにある」と考えます。なので書籍にあたる、ブログを読む、YouTubeを見るなどといった受信は全て「まず発信を考えて」やることが重要です。言い換えると、どんな発信をするかを考えて、そのためにどんな受信が必要かを考えるということです。これが専門性の高い自分ブランド構築のために受発信の役割となります。
まとめ
専門性の高い自分ブランドの作り方についてお伝えしてきました。
生まれながらに自分ブランドを発揮しやすい人は別として普通の人は努力によって後天的に自分ブランドを作り上げることが必要です。それがないとこれからの時代コモディティになってしまうからですそのために必要なことを今日は3つお伝えしました。まとめると
①100人に一人の分野を3つ作る
②価値ある小さい市場で勝負する
③行動の優先順位を変える
④圧倒的な相手のベネフィットを考える
⑤長期的に行動し続けられる仕組みを作る
⑥発信を考えて受信する
でした。
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ではまた
あかばねマコト
参考記事
【強みをビジネスで使う3つの視点】