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個人起業家と小さな会社が劇的に変わる未来ビジョンの作り方【3ステップ】

「ビジョン経営」とか「ビジョナリー経営」って聞いたことありますよね。でも、「それって大企業のものでしょ」って思ってませんか?

実は「ビジョン」をちゃんと作って活用すれば

  • 個人起業家
  • 小さな会社

にこそ大きなメリットがあるんです。

メリットとは具体的には

  • 個人起業家にとっては:集客
  • 小さな会社にとっては:社員のエンゲージメントアップと売上

です。

しかも、その役立ち方は、「驚くべき」と言ってもいいかもしれません。小手先のものではないので効果が一過性で終わってしまうこともないのです。

私は広告業界に30年ほどいましたが、経営者のビジョンに対する取り扱い方によって「会社ってほんとに変わるんだ!」という状況を目の当たりにしてきました。でも・・・・

ビジョンを「作る」は分かるけど「活用」ってどういう意味?

って思うかもしれません。そんな方にもお役に立つ情報をお伝えします。

この記事はこのような方におすすめです。

このような方にオススメ

  • 個人起業家:一番の悩みは「集客」と思っている方
  • 小さな会社の経営者:社員の一体感がいまひとつで、いつも「自分でやった方が早い」と思ってモヤモヤしている方

結論から言うと・・・

個人起業家や小さな会社の経営者が長期的に業績アップさせるには

  • ビジョンをちゃんと言語化する
  • ビジョンの3ステップ活用する:「作る」→「伝える」→「使う」

がオススメ。

では、具体的なやり方も含め、以下ご説明します。 

個人起業家と小さな会社が劇的に変わる未来ビジョンの作り方【3ステップ】

ビジョンとは簡単に言うと「目指す未来の姿」。それをただ社長室に額に入れて飾っておくだけではもったいないです。ちゃんと「使い倒して」業績アップのツールとしましょう!

業績アップにつなげるためには「作る」→「伝える」→「使う」の3ステップをオススメしています。

ステップ1:作る

どんなビジョンを作るのがいいか?についてです。

経営者の想いを反映しているものならビジョンにはなります。でも、

  • 個人起業家なら全ての活動の指針となり、やる気の元!として使えるものに
  • 小さな会社の経営者なら、それがあることで社員に「一から十まで言わなくてもわかる」ものに

すると業績アップにつながります。具体的には

業績アップにつながるビジョン

  • 目指す未来のワンシーンが見える
  • 一行でスッキリ表現されている
  • ストーリー性を感じる

要素が入っていること。

私はこれを

一行未来ストーリー

と呼んでいます。

一つずつ解説します。

目指す未来のワンシーンが見える

起こる未来には範囲があります。

範囲とは、

  • 現状を維持した時、自動的に起こる未来
  •  思いつく限り最高の未来

この範囲のどこかにあなたの未来は着地しますよね。

ビジョンとして掲げるべき未来は、

ビジョンにすべき未来

  • 頑張ればギリギリ達成するかもしれない。でも、もしかしたら、ダメかもしれない。
  • もし達成できたら最高に幸せ!

という未来です。

間違っても「少し頑張れば達成できる未来」という予定調和的な未来は選んではいけません。当然、「現状維持の延長にある未来」をビジョンにするのはダメなのは言うまでもありませんよね。

一行でスッキリ表現されている

人間はそもそもそんなに長い文章は覚えられません。しかも、長くすると「一般的にカッコいい」「立派だと思われそうな」そんあ言葉を散りばめてしまいがち。なので、一行でスッキリ!がオススメ。

そもそもビジョンは自分や関係者だけが分かればいいのです。出資してもらうために投資家に説明するためのものであれば別ですが、「自分自身を鼓舞する」「社員が頑張れる」未来像をコンパクトにピリッとまとめるのが重要。

ストーリー性を感じる

ひとはストーリーに心を動かされます。なので一行の中にストーリーが感じられるものにする。

ストーリーの基本は「現在の状況から未来の望む状態までの動き」が感じられるもの。臨場感があり、気持ちが高揚する。ワクワク、ドキドキする、そんな一行です。

具体的にはどんなもの?

歴史的にも有名なものをシェアします。

アポロ計画

我々はこの10年以内に人類を月に送り込み、安全に帰還させる

アメリカ第35代大統領ジョン F ケネディが1962年に行った演説での一節です。この時はこんな状況でした。

  • 米ソ冷戦の真っ只中
  • アイゼンハワー前大統領時代からの不況で経済はガタガタ
  • 1957年にソ連がスプートニク1号で世界発の人工衛星打上に成功
  • 米国もそれに続いてヴァンガードを打上。しかし発射2秒後に爆発
  • 完全に宇宙開発はソ連がリード

こんな状況の中、ケネディの一行のビジョンにより研究者だけでなく国民全体が鼓舞されたことは言うまでもありません。結果、10年を経たずして月面着陸に成功。未来像がありありとイメージでき、一行でスッキリと、しかも動きのあるストーリー性が感じられますよね。

グーグル

世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスして使えるようにする

ご存知グーグルのビジョンとして言語化されたもの。エンジニアを中心とした社員全員が「自分たちは何をすればいいのか」がありありとイメージできます。

ステップ2:伝える

個人起業家にとっては、自分のアタマや心に染み込ませるように浸透させカラダの一部のようにさせること。

小さな会社の経営者にとっては、自分に対してももちろん、社員が「自分ごと」として捉えるように伝えていくこと。この言葉に託された想いや背景を思いっきり語って下さい。

ステップ3:使う

いくら素晴らしい「一行未来ストーリー」を作って伝えたとして、それで終わりではなんの威力も発揮しません。社長室の額へGOです。しっかりと使い倒して業績アップにつなげることがそもそもの役割。なので、以下の2つの方法で「使う」ことをオススメしています。

  • ふだん使い
  • プロジェクト活用

ふだん使い

星野リゾートの星野社長が経営ビジョンを作ったら、社員の耳にタコができるぐらい繰り返し言い聞かせる、と言われていたことがあります。また、言うだけでなく、経営ビジョンに日々接する仕組みとして「経営ビジョンが音声となった目覚まし時計」やマグマップなどを作って社員に配ったという話もあります。そのくらい、ビジョンは日常的に接し使うことで浸透していく。浸透すると考え方が変わり、行動が変わるということだと思います。

プロジェクト活用

ふだん使いと合わせてオススメなのがプロジェクトに取り入れること。プロジェクトには目標がありますよね。比較的、短〜中期間で具体的な目標に向かってものごとを進めるのがプロジェクト。プロジェクト活用とは、その目標の「さらに先の目標」として常にビジョンを掲げておくこと。さらに、プロジェクトには評価がつきもの。評価の際に、常に「この延長線上にビジョンの実現ができるか」を評価軸に入れておくことです。

それによって、「使えるビジョン」。社員に浸透し行動を変える「一行未来ストーリー」になっていくのです。

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    まとめ

    個人起業家や小さな会社の経営者が業績をアップさせるやり方はいろいろ。しかし、絶対に忘れてはならないのは未来を語るビジョンです。

    大企業のものだと思われがちなビジョンですが、業績アップの即効性があるのは個人ビジネスや小さな会社の方。一行で未来をありありと伝え、ストーリーも感じさせる「一行未来ストーリー」の作成をオススメしています。もちろん、作るだけでなく、伝えること、使うことの重要性についてもシェアさせて頂きました。これが実はブランディングの大本になります。

    個人起業家も小さな会社もアメリカ人の経営者は全員ブランディングに力を注いでいます。こちらの記事もどうぞ。

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