この状況を起業家は、どのようなマーケティングで乗り越えるべきか?
『もしドラ』よろしく「もしドラッカーに聞いたら、何て言ってくれるだろうか?」と妄想してみました。
『もしドラ』風?マーケティング
経営の神様ピーター・ドラッカー氏はこのように言っています。
ポイント
成果を上げるための秘訣があるとしたら、それは集中である
そして、成果をあげている人は
ポイント
「最も重要なこと」に自分の強みを集中させている
とのこと。
しかも、「一度に一つのことだけ」しかやらないらしい。
なるほど!
では言われたとおりやってみよう!
と思った瞬間、3つの疑問が浮かび上がります。
3つの疑問
- 「最も重要なこと」とはなにか?
- どのようにそれを見極めるのか?
- 集中すべき自分の強みとは何か?
「最も重要なこと」とはなにか?
多分、「最も重要なこと」とは自分が設定した「ゴールに到達するために最も影響力をもつこと」ではないかと推測。
例えば、ゴールが「売上」だとしたら。
- 最も影響力をもつものは何か?
- とりあえず「集客」と「成約率アップ」と仮説を立てます。
人を集めて(集客)、契約してもらう(成約率アップ)と売上になりますからね。
どのようにそれを見極めるのか?
最も重要なことをどのように見極めるのか?についてドラッカー氏はこんなふうに言っています。
ポイント
優先順位の決定は比較的簡単だ。しかし、それがなかなかできないのは、「取り組むべきでない仕事を決める」のが至難の技だからである。
つまり、
- 「やらないことを決める」ことが「集中すべき最も重要なこと」を見極める方法
ということなのですね。
ところで、さっきの仮説「集客」と「成約率アップ」について今一度見てみましょう。
集客とは
あなたのことを知らない人に対して、SNSやブログなどで存在に気づいてもらいメルマガやLINEなどに登録してもらう、いわゆるリスト取りの作業
のことですよね。
もちろん、長期的にはこれがないと売上にはなりません!
でも、今すぐ売上に結びつけるには「すでに温まっている見込み客」つまり「あなたのリストに入ってる見込み客」に対してアプローチをかけた方がいいかもしれません。
と考えると、
- 「集客」はこの状況においては「取り組むべきでない仕事」
- 「成約率アップ」が「最も重要なこと」
になりそうです。
集中すべき自分の強みとは
ところで「成約率アップ」の秘訣とは、
- あなたの商品やサービスが手に入らなかった時の究極の不幸な状態
- あなたの商品やサービスが手に入った時の究極に幸せな状態
を対比することによって、見込み客から「買わせてください」を引き出すことですよね。
となると、
そこにあなたの「強み」をぶつけていく必要があります。
もしあなたの強みが「トーク」だったら
「究極の不幸な状態」と「究極に幸せな状態」をしゃべりでイメージさせることがやるべきことかも。
もしあなたの強みが「数字やデータ」だったら
論理的にデータを見せながら説得することがやるべきことかも。
もしあなたの強みが「人的つながり」だったら
推薦書からのコメントを集めることがやるべきことかも。
こういったことが「自分の強みを最も重要なことに集中させる」ことかもしれませんね。
まとめ
今日は、この景気後退の中「今やるべきことはなんですか?」とドラッカー氏に聞いてみたら?という立て付けで妄想してみました。
これは妄想でなく本当にご本人が言ってることですが
ポイント
成果を上げるための秘訣があるとしたら「最も重要なこと」に集中すること。そして「最も重要なこと」の見つけ方は「取り組むべきでない仕事」を決めること
だそうです。
「個人起業家の強み診断」についてご興味のあるかたはこちらもどうぞ。