ストーリーテリング・マーケティング

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ストーリーテリング・マーケティングでビジネスを伸ばす【具体的やり方】

ビジネスとはコンバージョン・ゲーム。

コンバージョン(CV)とは、「顧客動線の次の段階に進ませる」という意味のマーケティング用語。

興味・関心が顕在化してない状態から見込み客へ、そして信頼やロイルティを段階的に高めて顧客にしていく。この段階変化がCV。CVをできるだけ発生されることで、できるだけ売上を上げる。なので、ビジネスとはコンバージョン・ゲーム。

そして、それに有効なのがストーリーテリング・マーケティング。ここでは個人起業家や中小企業経営者の方に具体的に、ストーリーテリング・マーケティングでビジネスを伸ばす具体的なやり方について解説します。 

ストーリーテリング・マーケティングでビジネスを伸ばす【具体的やり方】

ストーリーテリングと言うとヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅)の「8つのステップ」を思い出すかもしれません。しかしここでお伝えするのは、ビジネス文脈でのストーリーテリング。なので

ビジネスでのストーリーテリング

  • 短いこと
  • ステップの数が多くないこと
  • CTA(Call To Action:行動の呼びかけ)に結びつくオチがあること

が必要です。 

その構成

ざっくり以下の3部構成にするのをオススメします。

3部構成

  1. はじまり
  2. 展開
  3. おわり

あっさりし過ぎかもしれなせん。でも、あっさりとしたのには理由があります。この大きな3部構成の中に、ストーリーを入れていきます。「はじまり」にストーリーを使うことや、「展開」に使うことが一般的。なので、大きな構成はシンプルな3部構成にしておくのがよいので。

はじまり

始まりに必要なのはインパクトつかみです。この部分を「聞いたこと・読んだこと・見たこと」によって「次が知りたくて知りたくてしょうがない」という心の状態を作ります。

具体的には

  • 問題提起
  • ダメ出し
  • 象徴的な出来事

などではじめるのがいいでしょう。

「はじまり」で使うストーリー

いきなりここでストーリーを使うこともあります。 

ストーリーとは、ファクトをつなげてひとつの教訓や学びを感情とともに与えること。なので、「はじまり」でストーリーを使う場合は、一番最初が「いいたいこと=結論」になります。

ビジネス的にはその方が分かりやすいかも。というのも、ビジネスのおける話(説明や説得といったコミュニケーション)では、以下のような展開にすることが多いですよね。

一般的なビジネスでの話の展開

  1. 結論
  2. 根拠
  3. 具体例
  4. 結論

それを考えるとこの「はじまり」部分にストーリーを使うのは、ありかもしれません。というか、実際にその例は少なくありません。

展開

「はじまり」によってスタートした内容が、いよいよ「展開」していくところです。

  • 「それから」
  • 「そのあと」
  • 「そして」

という時系列でつないでいくのがわかりやすい展開の仕方です。

クリフハンガー 

展開を構成する要素に、小さな「クリフハンガー」を作っておくとよいでしょう。

「クリフハンガー」とはストーリーテリングの手法の一つで、 「次の展開を知りたくて知りたくてしょうがない」状況を作っておいて、一旦終了することです。ネットフリックスや連ドラなの、一話見てしまうと止められず次も見てしまい、最終的な「シリーズ全部見てしまった!」とビンジウォッチ(一気見)の経験は誰にもあるはず。これを意的にしかけているのが、クリフハンガー。ビジネスで使うストーリーテリングでも使えます。

 おわり

ビジネスで使うストーリーテリングはコンバージョンが目的。なので、コンバージョンに結びつくための

  • 感情変化(心の揺さぶり)
  • そして「学び」や「教訓」
  • その流れに乗せた行動促進

が必要となります。

具体的やり方

準備するものは以下の四つです。

準備するもの

  • 目的
  • ファクト
  • 因果関係
  • 時系列

目的

くどいようですが、これなビジネスでのストーリーテリング。なので、目的はコンバージョンです。

とはいえ、「どの段階の人」を「どの段階に持っていくか」によって、ストーリーやその展開が違ってきます。なので、「現段階」と「ストーリーによってCVする先の段階」を明確に決めておく必要があります。

ファクト

事実や出来事のことです。ストーリー作りは複数のファクトをつなぎ合わせることによってひとつのメッセージにしていく作業。なので、目的に合ったファクトを複数集めておく必要があります。

因果関係

ファクトを因果関係でつなげたものをプロットと言います。 

  • 「だから」

でつながれるものです。

「雨が降った」だから「傘を持っていった」だから「手がふさがっていて財布が出せなかった」

これがプロットです。

ストーリーテリングは感情を刺激するもの。とはいえ、ファクトのつながりが支離滅裂だっら感情を刺激するどころではないですよね。何が何だか分からない話になって混乱するだけ。

なので、ファクト(事実や出来事)を因果関係でつないで整理しておくこと(プロット)は大事なこと。

 時系列

ファクトを時系列でつないだもの、これがストーリーです。 

「雨が降った」そして「財布を持った」そして「傘を持った」だから「手がふさがっていて財布が出せなかった」

 では

「雨が降った」と「財布を持った」は因果関係ではないですよね。なので、プロットではなくストーリーなんです。

でも、プロットを整理しておく意味は「ストーリー全体を通じて言いたいこと」がブレないようにするため。なので、「骨太のつながり=因果関係でつないだファクト」(太い幹のようなもの)をちゃんと持っておく必要があるのです。

 で、

ストーリーの最後には

学び(教訓)+感情 → そのベクトル上のCTA

が必要であることは言うまでもありません。

 また、「はじまり」パートでストーリーを使った場合、最後にストーリーのリマインドと感情を呼び起こすという作業をもう一度やった上でCTAにつなげます。

 まとめ

ビジネスはコンバージョンのゲーム。

顧客動線を一つ進めるためには、理屈だけではうまくいかないこともあります。その時に有効なのが、感情を動かすストーリーテリング。その手法を使ったマーケティングをストーリーテリング・マーケティングと言います。ここでは、その考え方と具体的なやり方についてお伝えしました。

また、特に、集客のためのストーリーテリングのやり方については以下の記事も貼っておきます。 

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