ビジネスをこれから始める方も、すでにやっている方も「売れる」状態を目指しますよね。どんな業界の方でも同じです。例外なく「売れる」を目標に活動しています。でも、世の中を見渡すと「売れているビジネス」もあれば「売れないビジネス」もあります。
「売れるビジネス」を作るにはどうしたらいいのでしょうか?
ここでは、これをやれば「売れる」方程式についてお伝えします。
結論から言うと「売れるビジネス」を生み出すには
売れるビジネスの方程式
- 見込み客が欲しいものを売る
- あなたからしか買えない状況を作り出す
この2点が必要です。
売れるビジネスの方程式(小さなビジネス向け)
もし無人島で水のペットボトルが買える場所が、島に一つだけある自動販売機だったとしたら・・・、あなたは絶対にそこで買いますよね。たとえ1本1万円だったとしても。
売れる理由
なぜなら、
- 水は「絶対に必要なもの」だから
- その自動販売機以外に「選択肢がない」から
ですよね。これが「売れるビジネス」です。
極端な例ですが、あなたのビジネスにおいても、このような状況を作り出すことができれば、あなたの商品・ビジネスは間違いなく売れます。
でもあなたの周りでビジネスをしている人はみんなこうやっているでしょうか?やっているのは少数派ですよね?だから儲かるのは少数なのです。
よくある間違い
よくある間違いは
- あなたが「これはいい!」と思ったもの。あなたが「売りたい!」と思ったものを売ってしまう。
- どこでも買えるものを売っている。
その結果どうなるでしょう?
- 値引きをしたり
- 工数(労働時間)を増やす
などの「頑張り」で解決しようとしてしまう。いや、せざるを得なくなってしまうのです。
でも「値引き」や「工数」には限界があります。特に経営資源(人・モノ・カネ・情報)の少ない
NGポイント
小さなビジネスは「値引き」「労働時間」で「売れる」を作ってはいけません
やるべきこと
あくまでも
- 見込み客が欲しいものを売る
- あなたからしか買えない状況を作り出す
を徹底してビジネスをやってください。
ではこの2点について、もう少し深堀していきます。
見込み客が欲しいものを売る
これはマーケティング的に言うと「ニーズの見極め」です。
ニーズの評価の仕方は以下の2つ
- 「深刻度」と「緊急度」で評価
- 「今あるニーズ」と「隠れているニーズ」で評価
です。
「深刻度が高く・緊急度も高い」ニーズ
こんなニーズは間違いなく売れます。でも、これは「運」です。
コロナがやってくることを予想して「マスク」や「ワクチン」を作っていた会社はありません。あなたの売っている商品が「たまたま」深刻度と緊急度が高い状況に遭遇することはありますが、狙ってできるものではありません。なので
ポイント
将来「深刻度が高く・緊急度が高い」ニーズがきっと発生するから!という理由で商品を作る「変な賭け」にでるのはやめましょう!
「今あるニーズ」にフォーカス
小さいビジネス(スモールビジネス、個人起業)のオーナーであるあなたは「今あるニーズ」だけにフォーカスしましょう。今あるニーズとは「すでに売れているもの」です。あなたが狙うべきは「売れているもの」を「絞り込む」こと。
絞り込むとは
- ステップ1:市場の選択
- ステップ2:領域の探索
- ステップ3:分野の特定
のことですが、この詳しいやり方はこちらで解説してるの是非お読み下さい。
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「最高の自分作りプロジェクト」で経営者/ビジネスパーソンを応援 私達は東京、ロサンゼルス、バンコクにネットワークを持ち、経営者やビジネスパーソン、そしてアスリートがそれぞれの領域で最高の ...
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この考え方を身につけると「小さなビジネスの勝ち方」と「今なにをすべきか」がわかってきます。
あなたからしか買えない状況を作り出す
これは「独自のポジション」を作ること。
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アメリカで日本食ブームを作った立役者、故ロッキー青木氏。彼が1964年にNYでスタートし全米に広めた鉄板焼きレストラン「Benihana of Tokyo」では、アメリカ人が当時「日本と言えば・・・」でイメージしていた「サムライ」をモチーフにした包丁パフォーマンス、火を使った調理演出など
ここでしか見られない(食べられない)価値
を提供しました。
わたしが初めて行ったのは1998年のNYの店舗。アメリカ人で満席、かつ「何度も来てる!」というヘビーユーザーも多かったと記憶しています。今ではこれを模倣したレストランも出来ているらしいのですが・・・。
が、これが「あなたからしか買えない状況を作り出す」ということ。
「Benihana of Tokyo」のような演出はさておき、
行例のできる店は「美味しいから」というよりも「他では食べられないから」「他ではないほどコスパがいい」
から。
いずれも「あなたからしか買えない状況を作り出す」ことに成功しているからです。
まとめ
「売れるビジネス」を生み出すに必要なのは
ポイント
- 見込み客が欲しいものを売る
- あなたからしか買えない状況を作り出す
です。
そして、経営資源(人・モノ・カネ・情報)の少ない小さなビジネス(スモールビジネス、個人起業家)は「見込み客が欲しいもの=ニーズ」の見極めには注意が必要です。
ポイント
小さなビジネスは、あくまでも「今あるニーズ」にフォーカス
して下さい。
ということでではまた