- 「ブランディングって儲かるんですか?」
- 「セールスやった方がよくないですか?」
たまに、こういったご質問頂きます。そう思うのも無理ないですよね。ブランディングって
- 「なんとなく分かる」けど、具体的にどうやったらいいか今一つ分らない。
- 「本当に売上に貢献するの?」って思ってしまう。
だからですよね。
ここではどんなビジネスがブランディングすべきなのか?そして、なにから始めたらいいのか?についてお伝えします。
結論から言うと、
- ブランディングは短期の売上を追求するものではありません。なので、ブランディングしても今すぐの売上は上がりません。
- でも、長期的にはブランドが売上をもたらしてくれます。
ブランドで儲かるの?起業家がブランディングすべき理由
ビジネスをやっているのであれば、業種・業界に関わらず「やらない」という選択肢はなさそうです。なぜか?そして具体的になにから始めたらいいのか?についてご説明していきます。
ブランディングは資産作り
ブランドとは「あなたのイメージ価値」の資産。なのでブランディングとはその資産作りです。
資産とは
会計用語の「資産」とは別にマーケティングでは、
見込み客に定着させることによって、将来的にあなたに収益をもたらす認知的価値
こんなふうに解釈しておけばいいと思っています。これはあくまで「私の経験から」です。学問としてのマーケティングでの定義とは違うかも。でも、ビジネスはドライに言ってしまうと「売上が継続してナンボ」の世界です。
なので、
ココがポイント
見込み客のアタマ(やココロ)に認識されるあなたのポジティブなイメージ。そしてちゃんとやるとあなたに売上をもたらすもの
ぐらいな感じで分かっておいて頂けたらいいかな、と思っています。
想起・想起・想起
なにしろ「想起される」ことが重要
「想起」とは
「〇〇と言えば」で、真っ先にあなたのことが思い出されること
こんなふうに思っておいてください。
なぜそれが大事なのかというと・・・
なぜ大事なのか?を考える時、「想起されないとどうなるか」を考えてみましょう。
「〇〇と言えば」であなたのことが思い出されないと、残念ながら「選ばれません」よね。
また、「〇〇と言えば」であなたのことも思い出すけど、たくさんのライバルの名前があがったら?
「比較」されることになりますよね。見込み客はいろんな視点で「全員」を比較するのです。「値段は?」「品質は?」「納期は?」「実績は?」・・・その結果、価格破壊になるかもしれませんよね。
なので、「真っ先に」そして「あなただけが」思い出されることがめちゃめちゃ大事なのです。
今のような景気後退の時、力を発揮する
私の住むアメリカ(ロサンゼルス)では、基本的に「自宅待機」命令が数週間前から出ています。不要不急の外出禁止ということ。飲食店は「店内飲食禁止」となっています。
なので、選択肢は
- テイクアウト
- デリバリー
です。
こんな時なにが起きるかというと
- 「ハンバーガーと言えば」〇〇だよね!
- 「ピザと言えば」やっぱり〇〇!
というのが顕著にでるのです。
だから、
- ブランディングができているお店:ドライブスルーのクルマがパーキングからはみ出してしまうほどの行列
- ブランディングができてないお店:閑古鳥
みたいな現象が起きています。
「生活が制限された時」「平時でない時」など特に「ブランドは消費者を行動させる!」「ブランドは売上に直結!」と感じます。
まずやるべきことは・・・
では「私のビジネスもブランディングしよう!」と思ったとき、まずやることは「ポジショニング」です。
ポジショニングとは
ある領域のナンバーワンになることです。
ココがポイント
ナンバーワンにならなければ大きな利益を上げることはできない
これは経営の神様ピーター・ドラッカーやさまざまなマーケティングの専門家が言っていること。
でも、だからと言って「やみくもに頑張る」のはダメ。
「今のあなた」または「半年後のあなた」でナンバーワンになれるよう市場を絞り込む
というのが正しいやり方です。
ナンバーワンになるためには
でも「ナンバーワンになれるよう市場を絞り込む」と言っても、ちょっと分かりにくいかも。
そんな時は
- ターゲットを絞り込む
- 複数の小さな強みを「一つの大きな強み」にする
というやり方をオススメしています。
ターゲットを絞り込むとは
- ライフコーチング>50代サラリーマン>定年後の人生に不安を感じている50代サラリーマン
とターゲットをフォーカスしていくこと。
複数の小さな強みを「一つの大きな強み」にする
あなたの「強み」になるものって、多分いくつもあると思います。でも、市場価値の大きそうなものと、そうでもないものなどいろいろですよね。
それを「小さな強みは使えないっ!」って切り捨ててはいけません。
小さな強みを「大きな強みを補強するもの」として使い「あなただけのひとつの大きな強み」を作ります。
それが「〇〇と言えば」の方向性にあってることが重要。
これが「ナンバーワンになること」であり「ポジションをとること」なのです。
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まとめ
ブランディングは儲かるのか?
この回答はもうお分かりですよね。
- 今すぐの売上には直結しない。でも
- 長期的には売上をもたらす。しかも、景気後退の時期(今のような)などに強さを発揮する
と言えます。
私はアメリカに18年ほど住んでビジネスをしていますが、ブランディングをしていないアメリカ人起業家をみたことがありません。
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ブランディングをしていないアメリカ人起業家がいないワケ
一人ビジネスのマイクロアントレプレナーから、大化けしたスタートアップまで。ブランディングしてないアメリカ人起業家はいない。 こんなふうに思っています。 なぜでしょうか。 ブランディングを ...
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